開発でOSSが用いられる理由

OSSはインターネットやモバイルアプリ、サイバーセキュリティ、IoT(モノのインターネット)などの様々な分野で活躍しており、ソフトウェア開発には欠かせない存在になっています。
そして、名だたるテクノロジー企業が開発に乗り出しています。

OSSの魅力はアクセスに制限のかかるソフトウェアもある中、ソースコードを公開することでソフトウェアを誰でも改良や再配布することができるようになっているところです。
もしバグが起こっても、気づいた人が修正や改良をその都度できるので低コストかつ高品質を継続的に向上させることができます。
それが世界中で採用されている理由でしょう。

日本でもコスト削減、開発スピードが向上することからIT企業や一般企業問わず、多くの企業がOSSを取り入れてきています。
今後この動きは加速するでしょう。

その際必要になるのは、会社や国を超えた開発の交流とOSSを活用するだけでなく、企業が自ら開発の輪に飛び込み実現したいサービスに向けた活動をすることです。

需要が高まるOSSですが、解決が必要な課題もあります。
それは誰でも使える無料のサービスであるため、セキュリティリスクが上がることを避けられないのが現状です。

OSSは利用が広がる過程で、脆弱性が見つかることが多いです。
その修正や改良するためのコミュニティや利用事項を定義したライセンスがありますが、対応が追い付いていないのが現状です。
OSS開発に関わるときには、こういったリスクがあることも考慮しないといけません。